中国遼寧省と浙江省で5月、「スパイ行為」にかかわった疑いで日本人男性2人が中国当局に拘束されたことがわかった。朝日新聞や毎日新聞などが30日、日中関係筋の情報として報じた。
それによると、男性2人は民間人で、中国には住んでおらず、日本から渡航して拘束された。中国の反スパイ法と刑法が根拠となっており、1人は遼寧省の中朝国境地帯で、もう1人は浙江省の軍事施設周辺で拘束されたという。
報道では、男性らの具体的な素性は明らかにされていない。
一方、メディア関係者によれば、男性らとともに、一緒にいた人物らが同時に拘束されたとの情報もある。一緒にいた人物らの性別や国籍は不明。
また、この男性らが拘束された後、さらに複数の日本人が相次いで拘束されたとの情報も一部で浮上している。