中国長白県の住民の間では、北朝鮮の国境警備隊の横暴と川を越えてくる犯罪者の増加によって、北朝鮮に対する評判がすこぶる悪化しているという。
恵山(ヘサン)の市街地と向かい合っている長白県の両江村では、18日に、北朝鮮の密輸業者から金を受け取っていた中国の貿易業者が、北朝鮮の国境警備隊に銃撃される事件が発生。北朝鮮国境警備隊の兵士4人は越境して中国側に入り、中国人貿易業者の乗ったワンボックスカーに銃撃を加えた。怪我人はなく、北朝鮮の密輸業者3人は、銃弾を避けて山の中に逃走した。
長白県の北側にある大梨樹村では、鴨緑江で魚を取っていた中国人が北朝鮮国境警備隊に銃撃され死亡する事件が起きている。これ以外にも、長白県郊外では、北朝鮮人による強盗事件が多発している。