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中朝を往来する国際郵便車が密輸に利用されている可能性があると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。国際郵便車に対して中国の税関が、あまり厳しく検査を行わない盲点を悪用している可能性があるという。

丹東の対北朝鮮情報筋によると、北朝鮮・新義州(シニジュ)市と中国・丹東市の間で、国際郵便車は、月曜日から金曜日まで週に5日、中朝国境を往来している。車両は中国車両と北朝鮮車両が1ヶ月で交代する。

中国車両に乗るのはドライバーと国際郵便業務の担当者2人のみ。しかし、北朝鮮車両は中国車両より小さいのにもかかわらず、4~5人が乗っているが、「おそらく密輸する品物を運ぶための人員のようだ」と情報筋は見ている。

また、北朝鮮の国際郵便車は、本来の業務である国際郵便の輸送は二の次で、密輸ばかりしているのではないかとの指摘もある。

丹東在住で中国の郵便事情によると、中国車両が国際郵便輸送を担当している月は、北朝鮮向けの手紙や小包がスムーズに処理されるが、北朝鮮車両が担当する月には、丹東の郵便局内に北朝鮮向けの郵便が溜まっている状態になる。

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「密輸の品物を再優先に運んでいるのかもしれない。一般郵便はまともに輸送せず、翌月の中国車両が担当する時まで放置しているのではないだろうか」(情報筋)