労働条件に不満を抱いた従業員たちは、この15歳の女性職員を代表にして「技術労働者の月給を上げろ」「夜間労働には手当を出せ」と要求。しかし、この女性職員だけが、解雇されてしまう。

実は、従業員たちは「まさか15歳の女の子をクビにすることはしないだろう」と思い、彼女を代表にしたが、その読みが裏目に出てしまった。従業員たちは申し訳なさそうにしているという。

こうした工場は、2000年代初頭から現れた。

当初は民家の納屋を改造するなどして、従業員を一人か二人雇う小規模なものだったが、徐々に規模が拡大し、多くの従業員を雇うまでになった。雇われるのは、主に10代や20代の女性だ。手先が器用で、パン焼き器の高熱も気にせず、育児や家事にとらわれないからだ。

こうした民間企業は、経営者のさじ加減で給料が決まるものの、実際の物価に合った給料がもらえることが魅力だ。反面、国営企業ではコメ1キロ分にも満たない給料さえも支払われないケースもある。