北朝鮮の対米外交の「司令塔」と言われてきた姜錫柱(カン・ソクジュ)朝鮮労働党書記がガン治療のため体外活動ができない状態になっていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

姜錫柱氏の体調不良については、7月に訪朝して会談した欧州議会のウォルフガング・ノバク議員が、「非常にやつれて20キロも体重が減った姿を見て衝撃を受けた」と語っていたことから、かねてより注目されていた。

RFAの対北朝鮮情報筋によると、姜錫柱氏は6月19日の金正日氏の党事業開始51周年中央報告大会にやつれた姿で現れたが、その後の7月に平壌で開かれた第43回大使会議には参加していなかったという。

北朝鮮の国営メディア「朝鮮中央通信」は6月22日、姜錫柱氏のキューバ訪問を報じたが、「実はガン治療が目的だった」と情報筋は語る。また、ロシアにも治療のために訪れているとも伝えている。

キューバの医療水準の高さは世界的に知られており、チェルノブイリ原発事故の事故の影響を受けた子供たちが無料で療養できる施設がある。また、ベネズエラのチャベス元大統領もキューバや、ボクサーのモハメド・アリなど多くの著名人が治療のためキューバを訪れている。

姜錫柱氏の病状がかなり深刻であることは、北朝鮮の幹部たちの間では周知の事実であり、本人も不治の病であることを知り非常に落胆していると情報筋は付け加えた。

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