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北朝鮮が2012年の強盛大国建設に向けて、住民たちを様々な国家事業に動員している中、平安北道のチョンチョンガン(清川江)発電所の建設事業を無理に進めていて住民の不満が高まっていると、北朝鮮の内部消息筋が伝えた。

同消息筋によると、「北朝鮮当局が2012年の強盛大国建設に向けて、チョンチョンガン(清川江)水力発電所を建設する計画だ。慢性的な電力供給不足を解決するために、北朝鮮の最高行政執行機関である政務院から全国に指示が下った」という。

一方で消息筋は、「チョンチョンガン(清川江)水力発電所の工事は10年はかかるが、2012年にあわせて3年で終わらせるという無理な目標を立てた。全人民が努力組織、支援組織、資材組織などを作って活発に活動している。軍部や中央機関の集会などをはじめとし、支援物資に関する活動も活発になっている」と話した。

工事の進み具合については「チョンチョンガン(清川江)発電所では2つか3つの川を1つにして、水面の下に洞窟を掘って川の流れを変える作業が進んでいる。関係者によると、平均35メートルずつ担当することになっているそうだ」と伝えた。

こうした北朝鮮当局の無謀な発電所建設に対して、期待よりも懸念の声が高まっている。特に、遠山青年発電所、アンビョン青年発電所(昨年堤防が崩れた)、ナムガン発電所や平壌火力発電所、ブクチャン火力発電所などの建設の過程で、住民から米やトウモロコシなど関連物資を強制的に回収した。そのため、今回の発電所建設でもそのような強制的な物資の回収があるのではないかと懸念されている。

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この消息筋は、「今回の工事は5年で終わった西海閘門よりも大規模だ。それを3年で終らせるなんて、手抜き工事になるのは当たり前だという指摘もある。発電所が建設されても住民には電気が供給されたことがないため、今回もあまり変わらないだろうと思っている住民が多い。そのため、今回の発電所建設にはあまり期待していない」と現地の雰囲気を伝えた。