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保安署(警察署)は人民班(町内会)の班長を通じて、被害の把握に乗り出したが、住民たちはてんでバラバラに避難しているため安否確認が困難な状況だ。

家も田畑も流されて「どうやって生きていけばいいんだ」と嘆き悲しむ人、行方不明になった子供を探して歩く人、床上浸水した家の中からテレビやミシンなどの家財道具を取り出す作業をする人などで羅先市内は「まるで戦場のようだった」(情報筋)という。

一方、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、羅先市内では少なくとも40人以上が死亡、150戸が全壊、860戸が一部半壊し、被災者は5200戸、1万1000人に及ぶと伝えている。

被災地では衣類や飲水、食料が不足しており、朝鮮赤十字会咸鏡北道支部の要請で、国際赤十字社が緊急支援に乗り出した。