板門店での韓国・北朝鮮の高官会談が、軍事衝突の回避に向けた落着点を見いだせず長時間にわたる中、北朝鮮の軍が不穏な動きを見せている。
韓国の聯合ニュースなどは24日午前、朝鮮人民軍が上陸作戦用のホバークラフトや特殊部隊を前線に配置したと報じた。
このホバークラフトは、特殊部隊の隊員を輸送、上陸させるためのもので、1隻に40~50人が乗船でき、最高速度は74キロから96キロだ。30分もあれば数百人の人員を韓国側の島嶼に上陸させられる。
これに先立ち、北朝鮮が潜水艦戦力の大半を出港させ、韓国軍の探知システムの捕捉範囲から離脱させたとも伝えられている。