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南北が緊張緩和を模索するなか、韓国軍関係者によると、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は、非武装地帯内に野砲を搬入する動きを見せている。さらに、北朝鮮が配備する潜水艦戦力の70パーセントが行方をくらますなど攻撃態勢は維持されたままだ。

北朝鮮の攻撃姿勢に対して、米韓も戦闘機8機の編隊で示威行為を行いながら、反撃の意思を明確に示すなど、緊迫したにらみ合いは続いている。

こうしたなか、韓国のYTNテレビは、中国人民解放軍(中国軍)が中朝国境地域に兵力を集結させている可能性を報じた。

YTNテレビは、中国のネットユーザーが、北朝鮮に隣接する中国・延吉市内で、対戦車自走砲などの中国軍の装甲車部隊が走行する様子を写真入りでインターネットに投稿したことを報道。中国が朝鮮半島有事に備えて、兵力を中朝国境に集結している可能性を伝えている。

中国軍の動きについては未確認だが、同テレビは「北朝鮮に緊張を高めることを許さないという中国軍の示威行動だ」という軍事専門家の分析を紹介している。