北朝鮮の朝鮮人民軍が火力部隊を前方に移動させているが、韓国の聯合ニュースは、中距離ミサイル、短距離弾道ミサイルが発射態勢に入ったことを報道した。
聯合ニュースによると、韓国政府関係筋は「北朝鮮は被害海岸の元山(ウォンサン)でスカッドミサイルを、平安北道(ピョンアンブクト)でノドンミサイルを発射する動きを見せている」「ミサイルを搭載した移動式発射車両を米韓連合軍の監視装置で識別した」と述べたという。
関係筋は「北朝鮮は緊張のレベルを最大限に高める戦略的な意図に基づき、ミサイル発射のタイミングを考えているようだ」と分析した。
ノドンの射程距離は1,300キロから2,000キロで、日本のほとんどの地域が射程に含まれる。最近の発射実験で北朝鮮は、発射の角度を高くして意図的に射程距離を短くしているという説もある。
一方、スカッドミサイルの射程距離は500キロと言われており、韓国の全土が射程に含まれる計算だ。平壌近郊で発射した場合、180キロ離れたソウルの中心地にわずか数分で到達すると言われている。