北朝鮮の朝鮮人民軍前線司令部は15日、韓国に向け、対北心理戦放送を即時中止するよう要求し、応じなければ「すべての『対北心理戦』の手段を焦土化するための正義の軍事行動が全面的に開始される」とする「公開警告状」を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

放送は、南北の非武装地帯(DMZ)で起きた地雷爆発を受けて韓国が報復措置として再開した。

警告状には、南北間での軍事行動のエスカレーションを見込んでいるかのような文言も含まれており、緊張をさらに高めて韓国を威嚇しようとの意図がうかがえる。

朝鮮中央通信の記事全文は次の通り。

【平壌8月15日発朝鮮中央通信】朝鮮人民軍前線司令部は10日から南朝鮮のかいらいが前線西部の非武装地帯で発生した「地雷爆発」事件を共和国と無理に結び付けて「北の挑発」と断定し、それを口実にして「対北心理戦」の放送を全面的に再開する道に踏み出したことに関連して15日、次のような公開警告状を発表した。

前線地域での「対北心理戦」放送の再開は北南軍事的合意に対する露骨な破棄行為であり、われわれに対する重大な軍事的挑発であり、北南関係を最悪の事態に追い込む重大事件である。

朝鮮人民軍前線司令部は委任によって南朝鮮当局とかいらい軍部に次のような公開警告を送る。

1.再開した「対北心理戦」の放送を即時中止し、設置したり、設置中の固定および移動型のすべての心理戦の手段を全部撤去する措置を取らなければならない。

「対北心理戦」放送の再開はわれわれに宣戦布告をする直接的な戦争挑発行為である。

2.われわれの要求に応じない場合、全前線ですべての「対北心理戦」の手段を焦土化するための正義の軍事行動が全面的に開始されるであろう。

それが固定式であれ、移動式であれ、「対北心理戦」に盗用された手段はわれわれの打撃対象から逃れられない。

3.われわれの軍事行動はありうる挑戦と拡戦まで予見した無差別な打撃戦であるということを忘れてはいけない。

もし、われわれの警告に応じなくてより重大な事態が生じ、北南関係が完全な破局状態に直面する場合、それに対する全責任は南朝鮮のかいらい当局と軍部好戦狂らが負うべきであろう。

わが軍隊は空言を吐かない。―――

【映像】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

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