韓国軍は10日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の地雷が爆発した事故に対する報復措置として、軍事境界線付近での拡声器による心理戦「対北朝鮮拡声器放送」を11年ぶりに再開すると発表した。
韓国京畿道(キョンギド)の非武装地帯(DMZ)内で4日、韓国軍兵士が踏んだ地雷が爆破し2人が足を切断する負傷をした。韓国軍当局は地雷の残骸から北朝鮮が埋め込んだ「木箱地雷」と断定。「わが軍が何度か警告した通り、北は自身の挑発に見合う対価を払うことになる」と強い姿勢で臨むことを明らかにしていた。
地雷爆発の映像も公開
韓国国防部は、「対北朝鮮拡声器放送」では、「北朝鮮体制に対する批判ではなく、韓国が発展した実状を紹介したり、地雷挑発を明らかにする。放送は不規則に行われることになるだろう」という。