爆薬を水中で爆発させ、衝撃波で気絶した魚が浮き上がってきたところを捕まえるのが「ダイナマイト漁」だ。この漁は環境破壊や資源枯渇などを引き起こすため、日本を含む多くの国で禁止されているが、フィリピンやタンザニアなどでは未だに広く行われ、北朝鮮でも手榴弾を使った漁が行われている。発電機を使って水中に電気を流し、魚を感電させる電気ショック漁も一般的だ。
黄海南道(ファンへナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、海州(ヘジュ)市にある手榴弾工場の従業員たちは、性能テストを行うという名目で海で手榴弾を爆発させて魚を取っている。手榴弾を1個爆発させるだけで、数十キロの水揚げがあるという。