ユ・ミョンファン外交通商部長官が、北朝鮮に抑留されている現代アサンの勤労者ユ氏の身柄の引き渡しのために、「早いうちにこの問題を国連人権理事会に通知する方針を検討している」と明らかにした。
ユ長官はこの日、国会の外交通商統一委員会の全体会議に出席して、「21日の南北接触を通じて、ユ氏の身柄を引き渡してもらうことができなかったが、これに対する対策は何か」という自由先進党のパク・ソン?搭c員の指摘に対して、「現在のところ、外交努力を通じて北朝鮮に圧力を伝えている」と語った。
パク議員は「私たちはB規約(市民的・政治的権利に関する国際規約)に加入している国だから、この問題を国連人権理事会に通知したり、経済社会理事会の1503号の手続きを踏まなければならない」と促した。これに対してユ長官は、「まずは北朝鮮から正確な立場の表明を聞かなければならないが、それが延期されている」と答えた。
ユ長官はPSI参加に対する北側の反発については、「昨日の南北間の接触でも北への通知文を通じて、北側が批判しているPSI活動の問題は、人類が安全のために追求しなければならない普遍的な価値の問題であり、北朝鮮に対する宣戦布告ではないという点を伝達した」と明らかにした。
また、「6カ国協議の参加国であるアメリカや日本、ロシアなども現在PSIに参加しているが、北朝鮮がこれを問題視したことはない」と述べ、「政府はこうした背景から、WMDとミサイル拡散防止のための国際協力の次元で、PSIに参加することが必要だという結論を下した」と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面更に、PSI全面参加の発侮條?ェ延期されていることについては、「参加の原則には変わりがないが、政府の部署間で政策に対する意見を取りまとめていた」と言い、「発表の時期については政府に任せてほしい」という立場を再度明らかにした。
一方ヒョン・インテク統一部長官は、南北政府間の接触以後の対策について、「北朝鮮がまた南北間の接触を提起してきたが、政府はこれを慎重に検討する」と言い、「北朝鮮の提案に対しては現代アサンや公団の入居企業と意見をまとめて協議を経て、今後もし南北協議が再開されたら議論を通じて解決していく」と述べた。
また、北側のこうした措置で開城工団が縮小したり廃止される可能性はないのかという指摘に対して、「結果を嵐fして開城工団の未来を語ることは時期尚早」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮に抑留されているユ氏の安全の問題については、「ユ氏との接見は実現しなかった」と述べ、「身辺の安全の問題に対して重点的に提起したが、それについては北側から確かな返答は何もなかった」と答えた。
更に、会談参加者の名簿と議題が決まらなかったのに接触に応じたことで、北朝鮮に引きずられたような印象を与えたという指摘には、「そのような問題があるということを十分に認識しているが、北朝鮮によって不当に長期間抑留されている人に対する接見と、身柄の引き渡しが急がれる問題だったため甘受した」と語った。