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情報筋によると、中央から「大会に向けて朝鮮戦争の参戦者リストを作成せよ」と指示が下され、各地方機関は昨年6月から調査を始めたが、生存者がほとんどいなかったという。平壌市の大同江(テドンガン)区域のある町内では、わずか1人しか見つからなかった。

しかし、北朝鮮で「朝鮮戦争時の生存者は誰もいませんでした」と正直に報告を上げたら、最悪の場合、処罰されかねない。

現場の担当者は、1960年代から70年代に朝鮮人民軍で勤務していた60~70代を集め、「朝鮮戦争に参戦した老兵」として大会に送り込むという「荒業」を決めたという。さらに、平壌市内の20代、30代の若者を観客として大量動員して、なんとか席を埋め尽くしたという。

ここまで無理をしてまで、金正恩氏が老兵大会を開く理由について韓国の北朝鮮専門家は、次のように分析した。

「金正恩政権が、抗日パルチザンや朝鮮戦争の参戦者を敬う様子を若い世代に見せつけて忠誠心を高めることに目的がある。中でも忠誠心が極端に低い世代を言われている20代や30代がその対象だ」

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