客がOKすると、民家に案内される。「宿代」は10代から20代前半の女性の場合は4万~5万北朝鮮ウォン(約600円~900円)、30代女性なら2万~3万北朝鮮ウォン(約300円~450円)。それを宿の主人、売春女性は35%ずつ、ポン引きは30%の割合で山分けするというシステムだ。
一方、党幹部は国が運営する施設を使って売春行為に及んでいる。
スーパー銭湯のラブホ代わり
北朝鮮の各都市には「恩徳院」と呼ばれる施設がある。これは北朝鮮版スーパー銭湯のようなもので、浴槽、サウナ、美容室などに加えて「夫婦湯」というものもある。これは公民証(身分証明書)を見せて夫婦であることを示せば利用できる個室の浴室兼休憩室で、料金は5000北朝鮮ウォン(約75円)だ。