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米ニュージャージー州に本社を置く北朝鮮専門旅行大手のウリツアーズは、9月に北朝鮮サーフィンツアーを開催すると発表した。

今回のサーフィンツアーは、上海の浦東国際空港を9月14日午前0時30分に出発する高麗航空便で平壌に向かい、バスで6時間かけて馬息嶺(マシンリョン)スキー場、元山(ウォンサン)市を経由して、江原道(カンウォンド)通川(トンチョン)郡の侍中(シジュン)湖のそばの侍中海岸に移動、3泊してサーフィンを楽しむ。

サーフィンツアーが開かれる予定の侍中海岸(画像:人民網)
サーフィンツアーが開かれる予定の侍中海岸(画像:人民網)

その後、東海岸を北上して咸興(ハムン)に向かい、北朝鮮のサーファーと国際ルールが適用された試合を行うというかなり本格的なものだ。

今回のツアーには、イタリア人で国際サーフィン協会の会長、中国サーフィン国家代表チームのコーチを務めるニック・ザネラ氏が同行し、侍中海岸でビギナー向けにサーフィン講習を行う。

ザネラ氏は英ガーディアン紙に対して、波や気象条件を1年にわたって調査した結果、北朝鮮東海岸でサーフィンキャンプを開くことにしたと語っている。

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また、自分たちの目標は持続可能で安全にサーフィンを楽しむ資源を北朝鮮の人々に提供することであり、単にサーフィンをしに北朝鮮に行くわけでも自慢するわけでもないと、欧米諸国で顕著な独裁国家への旅行に対する批判にあらかじめ釘を差した。

ザネラ氏は北朝鮮東海岸の波の状態について「マリブのようにはなれないが、多くのサーファーを惹きつけるだろう」と評価した。マリブは米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の港町で、サーフィンの名所として知られている。

金正恩氏は「体育強国」政策を進めており、スポーツ育成に力を入れている。また、元山から金剛山までの東海岸南部一帯を観光特区とする計画を推し進めてもいる。今回のツアーはこれらの政策に合致するものだ。

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