寧辺の核施設は北朝鮮の行政区域としては平安北道寧辺郡ブンガン地区に属する。その地域の防衛兵力の一つが北朝鮮最高の盾と呼ばれている人民武力部傘下の64連隊だ。規模はおよそ2千人。ブンガン区の外側の警備を担当している64連隊は、地雷や高圧線の管理、出入りの統制、外郭の警備という任務についている。
64連隊は1999年の攻撃・防衛演習で、ゲリラ戦闘の最精鋭と評価されている韓国派遣工作員で構成された、50の攻撃組の寧辺核施設の攻撃を完璧に防いだことで有名になった。
64連隊の指揮部には後方部、参謀部、政治部、保衛司令部があり、連帯内部の警備を担当している警備中隊、通信中隊、工兵小隊、化学小隊、軍犬小隊、軍医所、車修理所、装甲車小隊、小銃小隊などがある。
侵入部隊が全滅
指揮部が直轄する隊を除いて11の中隊からなっている。そのうち8中隊はブンガン地区に出入りする人や車、機械などが通過する九龍江警備所、クルガン警備所、社宅警備所、鉄の橋警備所、副業農場の警備所などの警備を担当する。