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「庭で飼っていた犬が夕食の食卓に上がってショックを受けた」

40代以上の韓国人からよく聞く話だが、犬肉はかつて、朝鮮半島の食文化に深く根付いていた。韓国政府が2006年に行った調査によると、韓国人の55.3%が犬肉を食べた経験があるとのことだ。

しかし、犬肉をゲテモノとして嫌う人もおり、値段の高さも相まって日常的に食べるものではない。さらに、犬肉禁止を主張する動物愛護団体の声も大きくなりつつある。また、1988年のソウルオリンピックの際には「外国人に見せたくない」との理由で、大通り沿いにあった犬肉屋が裏通りに追いやられた。

一方の北朝鮮では、犬肉は堂々たるごちそうで、食べることに後ろめたさはない。有名な「平壌タンゴキ(犬肉)店」では、好奇心から犬肉を食べてみたいという外国人観光客にカルビ、バラ肉、スープなどの犬肉フルコースが供される。

そんな北朝鮮の平壌で23日、犬肉料理のコンテストが行われたと共同通信が伝えている。コンテストには前述の「平壌タンゴギ店」や、随一の高級宿泊施設である高麗ホテルの料理人が参加し、様々な犬肉料理が出品された。

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犬肉は参鶏湯とならび「三伏」に食べると精が付いて夏の暑さを乗りきれるというが、さてその味はどんなものだろう。

北朝鮮の犬肉料理を味わったことのある日本人ツーリストは、次のように語っている。

「独特の臭みは、スープに入れられたエゴマの葉でうまく抑えられている。スープはとても美味しいが、肉は筋張っていて旨みの少なかった昔の牛肉みたい。牛や豚の何倍も高価なので、あえてリピートしようとは思わない」

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その一方、日本で生まれ育った朝鮮総連系の在日朝鮮人の中にも、平壌を訪れる度、足しげく犬肉料理店に通う“通”がいるのも事実だ。