4月9日に開かれた最高人民会議第12期第1回会議で、国防委員会のメンバーが過去よりも多少増えた。だが、根本的な変化が生じたと拡大解釈するのは不適切だと、世宗研究所のチョン・ソンジャン南北韓関係研究室長が主張した。
チョン室長は15日、フンサダン民族統一運動本部の雑誌「フンミン論評」1号に寄稿した文章で、「国防委員会が党-政-軍の複合体の機能を果たす中心的な権力機高ノなるためには、少なくとも党中央委員会の一番核心的な『基本部署』である組職指導部や宣伝扇動部の部長、第1副部長が含まれていなければならず、政府でも内閣総理や副総理くらいは含まれていなければならないが、実際は全くそうではない」と説明し、このように述べた。
チョン室長は「党中央軍事委員会だけに、軍隊の指揮に関する重要な役割を遂行する軍総参謀部作戦局長(キム・ミョングク)が含まれていて、軍隊に対する党の生活指導と軍部の人事を担当する組職指導部第1副部長(リ・ヨンチョル)や軍隊の後方事業を指導する党中央委員会軍事部長(リ・ハイル)、前護衛総局長(リ・ウルャ