両江道(リャンガンド)の情報筋によると、昨年12月から、ロシア製が市場に現れはじめたという。製品は、サラダ油、小麦粉、粉ミルク、砂糖、ドライフルーツ、医薬品などがメインだ。
恵山(ヘサン)の市場では中国製の4.7リットル入りのサラダ油は中国人民元で45元(約900円)だが、ロシア製は5リットル入りで43元(約850円)。「値段も安く質もいい」と評価は高い。
小麦粉1キロは、中国製が6元(約120円)、ロシア製は2.8元(約56円)と倍以上安い。小麦粉に関しては中国製に軍配は上がるが、味がさ極端に変わるわけではないとのことだ。
慈江道(チャガンド)の内部情報筋も、「今年1月からロシア製のサラダ油、砂糖、小麦粉が出回り始めて、今では中国製を追い出してしまった」と伝える。
さらに、北朝鮮国内産のお菓子も市場から消えつつあると伝えている。かつては「リョンモッ会社」「金カップ体育人総合食料工場」製のお菓子が多く売られていたが消えてしまい、今では「松濤園総合食料工場」製のお菓子しか見られず、それすらも市場から姿を消しつつあるという。
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