北朝鮮が、米国の専門家からの「生物兵器の開発疑惑」に対する指摘に、激しく反応している。

米ジョンズホプキンス大の北朝鮮分析サイト「38NORTH」は9日、北朝鮮が農薬の開発施設であると主張する平壌生物技術研究所について、「生物兵器の生産が可能」であると指摘するメリッサ・へナム不拡散センター研究員の論文を掲載した。

同研究所は、金正恩第1書記が最近、現地指導に訪れている。

北朝鮮の国防委員会政策局の代弁人は、こうした指摘について「言い掛かりである」「謀略とねつ造が彼らの体質に固まった悪習、生存方式である」と激しく反発する談話を発表した。

談話を報じた朝鮮中央通信の記事全文は次の通り。

【平壌7月13日発朝鮮中央通信】最近、米国とその手先らが共和国の科学研究および生産拠点である平壌生物技術研究院を「猛毒性炭疽菌の最新生産施設」「民間業体に偽装した生物兵器工場」に無鉄砲に変身させている。

    米国の謀略家らは、平壌生物技術研究院の公開された大多数の近代的装備が、1980年代に欧州連合40余カ国で構成されたいわゆる「豪州グループ」が規制した生物・化学物質輸出統制品であり、同研究院はイラクと旧ソ連の軍事用の生物兵器工場と異ならない「正規的で軍事的使用が可能な炭疽菌生産施設」であるかのようにらく印を押そうとあらゆる術策を弄している。

    はては、世界的に発展した数カ国だけが生産技術を独占しているという共和国の「先端生物技術製品」がすなわち、「炭疽菌最新兵器」を意味するという荒唐無稽(けい)な詭(き)弁まで並べ立てている。

    しまいには、平壌生物技術研究院で生産している生物農薬が駆除が困難な各種のダニ類を含む病害虫をほとんど100%撲滅することができるとしたのは、「人口密集地域に10キロだけを散布しても最大90万人まで死亡させられる炭疽菌を念頭に置いたもの」であり、「『炭疽菌施設』の意図的露出は北が米国と南朝鮮を脅かす行為」であるとまではばかることなく言い散らしている。

    朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政策局のスポークスマンは13日の談話で、米国が目の前に広がった厳然たる現実さえあくまでも否定して対朝鮮敵視狂気を振るっているのは、謀略とねつ造が彼らの体質に固まった悪習、生存方式であるからだと糾弾した。

    また、米国の狂気じみた謀略茶番劇に熱気が沸いた朴槿恵一味も、これに引けを取るまいとあわてふためいていると糾弾した。

    そして、米国の犬小屋で生存するため、否応なしに投げてくれるパンくずを拾って食べ、あおり立てるままに吠えてこそ命脈をつなげられるのが南朝鮮のかいらいに与えられた宿命であると嘲(ちょう)笑した。

    さらに、正義と真理を骨抜きにしようとする謀略とねつ造は、時代を生き尽くした連中の永久不治の末期症状であり、最後の身もだえにすぎないとし、次のように強調した。

    米国とかいらいは、今からでも明白に認識すべきである。

    いかなる謀略とねつ造でもってしても、自主時代の大きな流れを阻むことはできず、歴史の軌道を逆戻りさせることはできない。

    むしろ、すでに傾いたホワイトハウスと青瓦台の暗うつな政事に、何によっても防ぐことのできない最後の致命的な打撃を与えるようにするだけである。

    米国と朴槿恵一味が執着する謀略とねつ造は、相手に対する初歩的な把握もできなかった三文の値打ちもない茶番劇として、その破たんは明白である。

    時代の要請に逆らい、民族の志向に挑戦し、正義と真理に逆らってわが共和国の威信を落とそうとする連中は、必ずしも凄絶な代価を払うことになるであろう。―――

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