アメリカが北朝鮮のエチオピアへの武器の輸出を許容したことと関連し、中国のメディアがこれを批判する漫画を掲載して話題になっている。
中国シンファサのシンファマンは9日、ニューヨークタイムズの前日の報道を引用し、”アメリカの情報機関が今年の1月、タンクの部品とその他の軍事用装備を積んだエチオピア船舶が北朝鮮の港を発った事実を確認したにもかかわらず、ブッシュ政府はこの事実に対して簡単に言及して、制裁をしないことを決めた”と報道した。
このメディアはまた、”アメリカは、エチオピア政府に今後北朝鮮から再び軍事用装備を購入しないようにと要求するにとどめた”と述べ、”米国務省の報道官も、武器の輸出の詳しい内容について言及を避け、国連安保理の決議に忠実に従っている”と明らかにしたと指摘した。
更に、アメリカの行動を皮肉る漫画が掲載されたが、この漫画は’米朝修交’と表示されている停留所で、アメリカ人と北朝鮮の人が時間を見ながら車を待ち、これを見守る記者たちが”あの人たちも今度の車を待っているのか?”と言っている。
漫画にはアメリカが対北国連安保理決議の1718号も放置するほど、対北宥和政策をとっているということを皮肉る意図があるようだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面このメディアはまた、”2006年10月に採択された国連安保理1718号は、北朝鮮の核兵器及び核プログラムの廃棄と無条件での6ヶ国協議への復帰、タンク及び戦闘機、ミサイルなどの大量殺傷武器の販売に対する制裁も含んでいる”と指摘している。
[韓永進記者(平壌出身, 2002年入国)]