北朝鮮当局は3月、韓国人の金国紀(キム・グッキ)氏と崔春吉(チェ・チュンギル)氏を北朝鮮に連行。2人は裁判にかけられ「無期労働教化刑」の判決を言い渡されたが、さらに、中国で脱北者支援活動を行う韓国人を拉致するため、工作員を派遣していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

中朝国境に住むRFAに情報筋は、「今、北朝鮮に抑留されている韓国人宣教師のキム・ジョンウクさんを北朝鮮に引き込んだとされる50代の女性工作員が中国に滞在中だ」と語る。

女性工作員は、常にサングラスをして周囲を警戒しているなど特異な行動を見せており「ただ単に来たわけではなく、何やらよからぬことを企んでいるようだ」(情報筋)という。

こうしなか、中朝国境在住の韓国人、朝鮮族の間では戦々恐々とした雰囲気が漂っているとのことだ。

北朝鮮の保衛部は、「韓国人スパイ事件」で逮捕された中国人の兄弟を最近釈放しているが、現地では、また韓国人を拉致するためとの見方が出るなかRFAの瀋陽の情報筋は、次のように語った。

「過去に、中国人兄弟と接触を持っていた韓国人たちは、危険を感じて人と会うことを避けている。保衛部(秘密警察)は、『中国で反北朝鮮活動をやっている韓国人を捕まえてやる!』と息巻いているそうだ。また、韓国人が北朝鮮に連れ去られる事件が起きる可能性がある」

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