韓国のYTNテレビは6日、北朝鮮の軍需経済全般を管轄する「第2経済委員会」の高位級幹部が、韓国に亡命したと報じた。

韓国の関係当局は、今回の高位級幹部の亡命によって、核・ミサイルをはじめとする北朝鮮の軍需産業全体の情報を把握したという。

北朝鮮の経済は、国家の経済を管轄する「人民経済」と軍需産業を管轄する「第2経済」の二つにわけられる。

第2経済委員会は、1970年代初頭に作られた機構で、北朝鮮の内閣よりも強力な権限を持つ。北朝鮮の核・ミサイルを開発する第2自然科学院も第2経済委員会傘下の機関であり、北朝鮮軍事の核心機関の一つだ。

YTNは、先日も、金正恩氏の統治資金を管理する朝鮮労働党中央委員会の39号室の幹部ら3人が、韓国に亡命したと報道している。また、韓国紙・東亜日報系のテレビ局・チャンネルAも、北朝鮮のパク・スンウォン朝鮮人民軍上将が亡命したと報じた。

相次ぐ亡命情報について、今のところ韓国当局から正式な発表はない。仮に事実だとするなら、北朝鮮で幹部クラスに対する粛清が続いていることが理由だと見られる。

昨年、韓国に亡命した下級幹部は「金正恩氏の恐怖政治が怖くて脱北した」と韓国当局の取り調べに対して答えている。

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