これまでの公開処刑者数を見ると、2008年は161人、2009年160人、2010年106人、2011年131人、2012年に21人、2013年に82人、2014年は5人となっている。この数字は、脱北者が直接目撃したり、伝え聞いたことを合わせた人数で「実際の数字とは異なる場合もある」と研究者側は説明。
報告書は、「教化所(刑務所にあたる)をはじめとする各種拘禁施設内での拷問・殴打などの人権侵害状況は、依然として深刻である」と報告する一方、「北朝鮮は、国際社会や外部の批判を意識して、教化所内の人権状況を多少改善させている」という証言も紹介している。