金正恩体制がはじまって以後、市場で働く女性の年齢制限が無くなった。一方で、男性の年齢制限が60代以上に制限され、靴商売や自転車の修理売台を営んでいた40代の男性がいなくなったとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

北朝鮮の地方都市の市場
北朝鮮の地方都市の市場(参考写真)

両江道(リャンガンド)の内部情報筋は次のように語る。

「90年代中頃から、市場で商売を営む男性は増え、恵山市内市場でも靴の修理やタバコ店内、散髪など40代の男性がいたが、最近すっかり見なくなった。『男性は職場(企業所)に忠実でありなさい』という中央の指示があったからだ。男性は、自転車や鍵の修理店で見かける60才以上の高齢者だけになってしまった」

情報筋によると、働き盛りの男性を会社(企業所)に出勤させるために、商活動に規制をかけているとのことだ。商活動をする男性も、運送業など移動商売に方向転換していることから、男性を見かけなくなったという。

各地域の市場で同様の現象が起きているが、住民たちは「役割分担」で党の指示に対抗している。

「ある男性は、年齢制限を引っかからないように、女性と組んで商売をする。運搬や卸売は男性が担当、販売は女性が担当すれば取り締まりを避けられる。

情報筋によると、金正恩体制は、市場活動をそれほど規制しておらず、全国のほとんどの市場内の店舗数が増えるなど、商売活動全体は活性化されているという。

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