韓国政府は24日、北朝鮮で無期労働教化刑(無期懲役に相当)の判決を受けた男性2人を含む、拘留されている4人の韓国人の釈放のために「外交的努力」をしていると明らかにした。

韓国統一相の林丙哲(イム・ビョンチョル)報道官は同時の定例記者会見で、「2人(金国紀、崔春吉)だけでなく、抑留されているキム・ジョンウク宣教師とチュ・ウォンムン氏の合計4人の韓国国民の早急な釈放と送還のために国際機関及び関係国と協調している」としながら「多角的な努力を現在払っている」と付け加えた。

一方、北朝鮮の対南サイト「わが民族同士」は23日、スパイ容疑で拘束していた韓国人男性、金国紀(キム・グッキ)氏と崔春吉(チェ・チュンギル)氏の2人に対する裁判の映像を公開。金国紀は、「私は過去10年間、重大国家秘密を国家情報院に提供し、国家政治テロ犯罪行為に加担した者だ」と述べながら「私の罪は、いくら死んでも償えない」という言葉で締めくくった。

裁判で陳述をする金国紀(キム・グッキ)氏/わが民族同士キャプチャー
裁判で陳述をする金国紀(キム・グッキ)氏/わが民族同士キャプチャー

崔春吉氏は、裁判官に向かって深々と頭を下げながら、「この場で共和国(北朝鮮)政府と共和国国民に頭を下げて心から謝罪したい」と述べた。

裁判官にむかって頭を下げる崔春吉(チェ・チュンギル)氏/わが民族同士キャプチャー
裁判官にむかって頭を下げる崔春吉(チェ・チュンギル)氏/わが民族同士キャプチャー

動画では、2人がスパイ活動で使用したとされる「ポケットナイフ」「携帯電話」「携帯電話(録画機能付き)」や「キーホルダー型小型カメラ」なども公開されている。

スパイ活動で使用されたとされるキーホルダー型小型カメラ
スパイ活動で使用されたとされるキーホルダー型小型カメラ

2人は、「国家転覆陰謀罪」「スパイ罪」「破壊・謀略罪」「不法国境出入罪」の罪に問われ、検事は「死刑」を求刑したが、無期懲役に値する「無期労働教化刑」が言い渡された。

裁判映像を公開する裏には、同日に韓国で開所された「国連の北朝鮮人権事務所」に対する反発や、韓国社会への人質を利用した揺さぶり、さらに国内及び中朝国境における「北朝鮮情報の流出」に対する警告があると見られる。

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