北朝鮮の対南サイト「わが民族同士」は23日、スパイ容疑で拘束していた韓国人男性、金国紀(キム・グッキ)氏と崔春吉(チェ・チュンギル)氏の2人に対する裁判の映像を公開した。

裁判で陳述をする金国紀(キム・グッキ)氏/わが民族同士キャプチャー
裁判で陳述をする金国紀(キム・グッキ)氏/わが民族同士キャプチャー

映像のなかで金国紀は、「私は過去10年間、重大国家秘密を国家情報院に提供し、国家政治テロ犯罪行為に加担した者だ」と述べながら「私の罪は、いくら死んでも償えない」という言葉で締めくくった。

一方、崔春吉氏は、裁判官に向かって深々と頭を下げながら、「この場で共和国(北朝鮮)政府と共和国国民に頭を下げて心から謝罪したい」と述べた。

裁判官にむかって頭を下げる崔春吉(チェ・チュンギル)氏/わが民族同士キャプチャー
裁判官にむかって頭を下げる崔春吉(チェ・チュンギル)氏/わが民族同士キャプチャー

動画では、2人がスパイ活動で使用したとされる「ポケットナイフ」「携帯電話」「携帯電話(録画機能付き)」や「キーホルダー型小型カメラ」なども公開された。

スパイ活動で使用されたとされるキーホルダー型小型カメラ
スパイ活動で使用されたとされるキーホルダー型小型カメラ

2人は、「国家転覆陰謀罪」「スパイ罪」「破壊・謀略罪」「不法国境出入罪」の罪に問われ、検事は「死刑」を求刑したが、無期懲役に値する「無期労働教化刑」が言い渡された。

裁判映像を公開する裏には、同日に韓国で開所された「国連の北朝鮮人権事務所」に対する反発や、韓国社会に対する揺さぶり、さらに国内及び中朝国境における「北朝鮮情報の流出」に対する警告があると見られる。

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