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今まで韓国社会で「進歩」と呼ばれてきたものは、もうその生命力が尽きて消滅しつつあると、チュ・デファン社会民主主義連帯代表が主張した。

チュ代表は26日にプレスセンターで開かれた、朝鮮半島先進化財団(理事長パク・セイル)と良い政策フォーラム(理事長ビョン・ヒョンギュン)が共同で主催した、「韓国の進歩を語る」というシンポジウムで、「(韓国の進歩は)単に沈滞して危機に陥ったわけではなく、もしかしたら解体しているのかも知れない」と語った。

チュ代表は「保守がいれば進歩がいるものと決まっている」と言い、「もう完全に新しい進歩、次世代の進歩が登場しなければならない。そして登場するしかない時代的条件が作られ、じきに登場する新しい進歩に未来がある」と付け足した。

チュ代表は、現実的代案になる可能性がある進歩は社会民主主義勢力が唯一であると主張する一方で、現在運動圏の主流を成しているNL(民族解放)とPD(民衆民主)勢力に対しては後進国の左派だと一喝した。

更に、「新自由主義に傾いた執権当時の政策の失敗によって、国民から捨てられた金大中の直系や盧武鉉の直系、そして後進国の左派の悲しい姿を脱することができなかったNLやPDという既存の勢力を脱して、社会民主主義という新しい勢力が主導して、初めて進歩は活路を見出すことができる」と付け足した。

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進歩陣営を親北朝鮮だと規定することについては、「北朝鮮の人権問題に対する沈黙と、北朝鮮の特権層だけを相手にして、甚だしい苦痛を受けている北朝鮮の人民に対しては無関心だったこと」と指摘した。

チュ代表は「数百万の人民を飢え死にさせても一度も目をしばたたくことがない金正日と笑いながら手を握った金大中は、見方によっては天使みたいな『平和の使徒』でもあるが、よく見れば悪魔と手を握った『もう一つの悪魔』にも見える」と語った。

一方で、「NL性向の386世代の政治家たちがほとんど落選して、民主労働党もかなり萎縮した」と言い、「もう保守はこれ以上、『親北朝鮮左派』に相手を追いやって楽しむ考えをしてはいけない」と指摘した。

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特に、「韓国の進歩と保守、思想界と政界が『親北朝鮮左派-極右の困り者』というわなからすり抜けなければならない」と主張した。

追加提案をした高麗大学のキム・ユンテ教授は、「進歩陣営は相変らず批判と反対の声を高めるだけで、新しい代案を提示することができていない」と主張した。

キム教授は「2008年の大統領選挙で敗北した後、政党と市民社会の進歩陣営はどうして進歩の危機がもたらされたのか、どうやって代案を整えなければならないのか、何の合意にも到逹することができないでいる」と言い、「これがまさに進歩陣営の危機を見せてくれている一番重要な点」と指摘した。

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更に、「蝋燭を持って通りに集まるだけでは、すべての問題は解決されない」と述べ、「社会運動の躍動的な力は政治社会の現実的な代案と緊密に連結しなければならない」と主張した。

ドンア大学のホン・ソンミン教授も、「韓国の進歩グループの慣習的な考え方は、民主と独裁という二分法から脱することができていない」と言い、「進歩陣営は人々の感性と趣向を読んで、これを政治の変革に力量として引き入れなければならない」と主張した。

また、「これまで進歩政治は普通の人たちの情緒を集中的に考慮しなかった」と言い、「正しい政策があるだけで、良い政策が存在するという事実さえ認めなかった」と指摘した。

ホン教授は「これからは階級+アイデンティティ、理念+感性、正しさ・悪さ+良いこと・厭うことの融合を試みて、政治のビジョンと政策を国zしなければならない」と述べた。

今回のシンポジウムは保守と進歩が自らを客観的に振り返り、その土台に基づいた建設的な対話を通じて、理念の隔たりを縮めるという主旨で、去年の11月に「韓国の保守を語る」が開催されたのに続く2回目のシンポジウムだった。6月には進歩と保守が共に参加する、「保守と進歩の対話」という主題のシンポジウムが予定されている。