サイバー攻撃で知られる人民武力部(国防省)傘下の偵察総局は、各国の軍事関係者が最も警戒する機関だ。日本人拉致や浸透工作員で知られる「労働党作戦部」、対外情報を収集する「35号室」も吸収されたと言われており、「軍事、諜報、テロ、全ての能力を兼ね備えた世界最大規模の軍事工作機関」(自衛隊関係者)という説もある。
偵察総局に対する評価は、金正恩氏の次の言葉からも読み取れる。
偵察・情報指揮官と戦闘員は、最も難しくて危険な偵察・情報戦線を守り、青春も家庭も生命もすべてささげて戦っている。目と耳、双眼鏡、鋳鉄(※ちゅうてつ)の拳となって、限りなく貴重な社会主義祖国を頼もしく守っている彼らの偉勲は党と祖国が記憶し、人民の追憶の中に永遠に残るであろう。
大会の日時や詳細などは不明。記念撮影には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏、朴永植(パク・ヨンシク)氏、李永吉(リ・ヨンギル)氏、リョム・チョルソン氏、金英哲(キム・ヨンチョル)氏、キム・ラクチュン氏が参加した。
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