北朝鮮の故金正日総書記と韓国の故金大中元大統領の間で交わされた南北共同宣言(2000年)から15年を迎えたが、北朝鮮が対話姿勢を見せている。
朝鮮中央通信は15日、声明「統一問題をわが民族同士が力を合わせて自主的に解決」を通じて南北対話をよびかけた。また、韓国の統一省によると北朝鮮が赤十字中央委員長名義の通知文を送り、「先月11日、北朝鮮に不法入国した韓国国民の2人を送還したい」と韓国側に通知してきた。
これを受けて、韓国政府は17日午前10時に板門店を通じて、2名を引き受ける意思を北朝鮮側に通知した。
拘束されていたのはイ氏(59)とチン氏(女性51)の2人。2人は、中国旅行中に中朝国境地域で行方不明になっており、韓国政府は、関係機関等を通じて調査をしていた。