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ここ最近、北朝鮮当局は、中朝国境地帯の「密輸の取り締まり」を強化しているが、そのしわ寄せが一般住民に行っているという。デイリーNKの咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は12日、中朝国境地帯最新事情について次のように伝えてきた。

北朝鮮国境警備隊の哨所 ©Roman Harak
北朝鮮国境警備隊の哨所 ©Roman Harak

「茂山(ムサン)市をはじめとする国境地域で保衛司令部の検閲が開始された。しかし、取り締まり強化で小遣い稼ぎができなくあった国境警備隊が、一般住民に窃盗行為を働いている。今は、農繁期で田植え戦闘など仕事量が多いだけに、とくに空腹を感じる時期だ。どうしても腹を空かした若い兵士たちが窃盗や強盗に走ってしまう」(咸鏡北道の内部情報筋)