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北朝鮮が核検証手続きを受け入れることを条件に、軽水炉2基の建設を要求していたことが分かった。

北朝鮮は2月に、6カ国協議の再開について論議するために北朝鮮を訪問した武大偉中国外交部副部長に、こうした内容の要求を伝えていたと、19日に共同通信が報道した。

通信は外交消息筋の言葉を引用して、6カ国協議の中国側首席代表である武副部長が6カ国協議の北朝鮮側首席代表である金桂冠外務省次官と会い、金次官から「軽水炉が提供されれば、本格的な検証に応じる」という立場を伝えられたと報じた。

中国政府は北朝鮮のこうした要求を、日本やアメリカなど関連国の政府に知らせたという。

こうした条件がオバマ政府出帆時に提案された点を考えても、北朝鮮はアメリカ政府から核検証で追加の譲歩を得ようとしているようだ。

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だがアメリカは、北朝鮮が試料の採取を含む検証を認めた対価として、テロ支援国指定を去年解除した経緯があると指摘し、新しい条件に応じることはほとんど不可能だという立場をとっているという。

これまで北朝鮮は軽水炉の支援問題について、寧辺の核施設を解体する時点で議論しなければならないという立場をとり、核施設の稼動の中断、無力化(不能化)を経て、窮極的に核施設を解体するためには軽水炉が先に作られなければならないと主張してきた。これに対してアメリカは、北朝鮮が非核化を履行して核拡散防止条約(NPT)に復帰すれば、軽水炉の提供に関する論議も可能だという立場をとってきた。

去年12月に6カ国協議の首席代負?cが開かれて、北朝鮮の核検証問題について議論されたが、試料採取の方法など検証議定書の採択をめぐって意見の一致が見られず決裂している。