移民局の結論に対して、韓国やスウェーデンの人権団体が、異議を申し立てたところ、韓国語担当者が少年を取り調べた。その過程で、少年が中国朝鮮族自治州の地名や言葉についての知識が著しく欠如していたことが判明。少年の弁護を担当しているアリド・デガブロ弁護士によると、スウェーデン移民局は先週末、「少年は脱北者である」という結論を下した。
スウェーデン移民裁判所は3月、スウェーデン移民局が少年に対する追放命令を再審査するよう決定を下していた。デガブロ弁護士は、韓国の脱北者団体を通じて入手した証拠資料を元に、少年が咸鏡北道出身の脱北者であると主張してきた。
少年は既に2年以上暮らしているスウェーデンでの居住を望んでいるが、デガブロ弁護士によると居住が、認められるかはまた不透明だという。