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市場ではチョコパイ1個が700ウォンで取引されており、北朝鮮の一般的な労働者の1カ月分の給料(3000ウォン)の2倍以上が、1日で支給されてきた計算になる。

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ところが、開城で操業中の韓国企業関係者によると、「北朝鮮当局が昨年から、『キョンダンソルギ』という商品名の自国製のチョコパイやラーメンを購入して労働者に支給するようプレッシャーをかけてきた」という。

今年の春頃には北朝鮮側が本格的に納入を始め、韓国製の「おやつ」はほとんど姿を消した。

背景には、金正恩氏が指揮を取る自国製品の「愛用運動」と、外貨獲得の目的があると思われる。