北朝鮮が来月19日、地方人民会議の代議員選挙を実施する。朝鮮中央通信が9日、最高人民会議常任委員会の発表として報道した。
前回の選挙は2011年7月24日に行われており、金正恩体制の発足後は今回が初めて。
4年に1回行われる選挙では、地方議会にあたる道・市・郡人民会議の代議員を選ぶ。任期は4年。前回は2万8116人が選出された。
地方人民会議は各地域の予算と法執行対策をまとめるほか、自治体首長に当たる人民委員会委員長と副委員長、裁判官と人民参審員(陪審員)らを選出する。
代議員は事実上、朝鮮労働党から候補として推薦を受けた時点で決定され、人民会議も党の決定に従属する。ただ、地方経済や人民生活に関してはある程度、地域レベルで独自の施策を進めることができるとされる。