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日本でも暑い夏が近づこうとしている。北朝鮮では、連日最高気温が30度を超えるなど異例の暑さが続いているが、電力難でエアコン、扇風機はなかなか使えない。そんな中、早くも「冷麺」の売れ行きが上々だという。

北朝鮮の冷麺。韓国のものと違い柔らかくハサミで切る必要はない。
北朝鮮の冷麺。韓国のものと違い柔らかくハサミで切る必要はない。

北朝鮮の冷麺といえば、外国人観光客もよく訪れる平壌の高級レストラン「玉流館(オンリュグァン)」の冷麺が最も有名だが、市場でも昼食に冷麺がよく売れている。

かつて、市場で冷麺を販売する店は、「麺を打つ」「スープを作る」「盛りつける」の過程を一人で切り盛りしていたが、無駄な動きが多くなり効率が悪かった。こうしたなか、調理から販売までの流れを合理化する店も増えつつある。

麺打ちのうまい人は「麺打ち」に集中し、販売が得意な人は「営業」に集中する。とりわけ北朝鮮で人気の高い「トウモロコシ麺」は、製麺に手間がかかり技術も必要だ。経験と知識なしに美味しい「冷麺」は作れない。

ところで、気になる「冷麺の値段」はいくらぐらいだろうか。

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以前は、平均して1杯2000ウォンから6000ウォンだったが、最近では1000ウォンや、さらには500ウォンと価格が多様化している。

5000~6000ウォンの冷麺は、豚肉を入れた豪華版で日本のラーメンで言うところの「チャーシュー増し」。1000ウォンのものは2000ウォンのものと比べて量は半分だが、白菜キムチやキュウリなどの具(トッピング)を大盛りにしている。こちらは「全部のせ」といったところか。「具が多い方が麺もより美味しく食べられる」と大人気だ。

一方、500ウォンのものは麺とスープしか入っておらず量も少ないが、これは「お子様冷麺」だ。親に冷麺をねだる子供は多いが、従来の冷麺だと量が多くて食べきれないため、親からは敬遠されていた。しかし、500ウォンのミニサイズなら子どもでも完食可能。販売してみると利益率が高く、冷麺商人の狙いは大当たりで「お子様500ウォン冷麺」はヒット商品となった。

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たかが冷麺、されど冷麺。売り方や種類のバリエーションを増やし、製造から販売の流れを工夫すれば、利益が出ることを北朝鮮住民たちは学んでいる。

朝鮮労働党の幹部や朝鮮人民軍の幹部たちも、人民大衆で賑わう市場で「冷麺」を食べながら「商売の基本」を学んだらどうだろうか。

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