韓国との南北交易を除く北朝鮮の貿易規模は昨年、76億1000万ドルとなり、前年比3.7%増加した。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が5日に発表した「2014年北朝鮮対外貿易動向」によると、昨年の北朝鮮の輸出は31億3000万ドル、輸入は44億5000万ドル。2013年と比べて輸出は1.7%減少し、輸入は7.8%増加した。

貿易規模は大きくなったが、輸出が減少し輸入が増加したため、貿易赤字は12億9000万ドルで2013年に比べて41%と激増した。

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ロシアとの協力により2014年7月18日に竣工した北朝鮮の羅津港3号/朝鮮中央通信

北朝鮮の貿易規模の拡大は電気、機械類、プラスチックなどの輸入増加が影響を与えたものと思われる。輸出では衣類が小幅に増加した。

主要輸入品目は鉱物性燃料(7億5000万ドル、4.7%減)、電気機器(4億3000万ドル、54.8%増)、ボイラーと機械類(3億3000万ドル、3.3%増)、車両と部品(2億3000万ドル、9.6%減)プラスチックと製品(2億ドル、31.8%増)の順だ。

主要輸出品目は鉱物性燃料(11億8000万ドル)、衣類とその付属品(6億4000万ドル、23.7%)、鉄鉱石(3億3000万ドル、18.3%減)魚類と甲殻類(1億4000万ドル、23.7%)の順で、鉱物性燃料のだけで全輸出の37.2%を占めた。

北朝鮮の最大貿易相手国は依然として中国で依存度は、90.1%と前年の89.1%より増加した。2位以下はロシア、インド、タイ、バングラデシュの順。米国は制裁の影響から医療設備・機材、医薬品など援助品のみとなっている。一方、独自制裁で全品目の輸出入を禁じている日本は2009年以降、ゼロが続いている。

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KOTRAの関係者は「北朝鮮の対中貿易偏重には変わりなく、貿易赤字が大幅に増加した。加工貿易、資源貿易など中国との相互補完構造、政治、経済的な孤立の長期化などを考慮すると、対中貿易偏重は今後も続くだろう」と語っている。

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