アメリカ・国家情報局のデニス・ブレア局長は、「北朝鮮が人工衛星を打ち上げると発表した。私も北朝鮮が意図しているのは、人工衛星の打ち上げだと信じている」と１０日に語った。

ブレア局長はこの日、米国会の上院軍事委員会に出席し、「私は間違っているかもしれないが、それも私の判断だ」と話した。

また、「北朝鮮が発射するのが衛星発射体だとしても、その技術は大陸間弾道ミサイルと同じだ。３段階の衛星発射体が成功したら、アラスカやハワイだけではなく、本土まで到達する可能性がある」と懸念を示した。

また、一緒に出席した国防部・情報局のマイケル・マップレス局長は、「北朝鮮はいい加減な装備で、演習もきちんと受けていない軍隊を持っているため、韓国を相手に大規模な軍事作戦を遂行することができない状態だ。そのため、北朝鮮は主権を保障してもらいたいと思っている。技術的に優位である相手に、抑止力を維持するための手段として、核能力や弾道ミサイルを強調している」と話した。

また、これまでのことを考慮し、「北朝鮮は中距離弾道ミサイルの開発も続けている」と説明した。

さらに「寧辺の核施設で抽出したプルトニウムで、３〜４基の核兵器を備蓄している。さらに、過去に濃縮ウラニウムを保有しようとした可能性もある」と強調した。

マップレス局長は、「北朝鮮は世界のどの国よりも実験の回数が少ない。そのような状態で兵器を配置しているため、我々に与えられた時間は非常に短い」と述べ、北朝鮮の核とミサイル問題を早期に解決するべきだと指摘した。

米国会の上院軍事委員会に提出した書面報告でも、後継者問題について、「短期的に権力の移譲が問題なく行われるだろう」と分析している。

一方で、主要な後継者候補の間で権力闘争が起こり、長期的には問題が発生する可能性もあると予想した。