タイトルの通り、徐第1副議長(後の議長・故人)に対して与えた指導なのだが、その内容は朝鮮総連の運動に大転換を迫るものだった。
「総連は共和国の旗を掲げたからといって、左傾的になるばかりではだめだ」「右傾化しても構わない」「事業方法を転換すれば祖国の諸々の機関が非難を浴びせるだろうが、聞こえないふりをして耐えよ」などの大胆な指令に、本国追従の一辺倒できた朝鮮総連の老幹部たちは慌てふためいたとされる。
「4月20日マルスム(お言葉)」とも呼ばれるこの司令は、後に撤回されたとも言われるが、朝鮮総連は現在に至るも、内部においてすらその存在を秘密にしている。
「杓子定規はやめよ」
以下に、その要旨を掲載する。