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北朝鮮で最近、咸鏡南道(ハムギョンナムド)を中心とする地域で大規模な山火事が発生しているのと関連し、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は31日、担当幹部らを厳しく叱責する論評を掲載した。山火事は3月末に発生し、大量の煙が日本列島の上空にも達している。

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同紙は「自分の単位の事業の責任を負う姿勢と立場が重要だ」と題した論評で、咸鏡南道の耀徳(ヨドク)郡と虚川(ホチョン)郡、咸興(ハムン)市会上(フェサン)区域などを例に挙げ、山火事の防止において「一部に眠りから覚められずにいる市や郡の幹部活動家たち」がいると指摘した。

耀徳郡については、森林地域の監視、通報、群衆動員など必要な努力をせず無策のまま時が過ぎた結果、「山火事が発生したことにも気づかず、速やかに消せなかったために、一部の面積が被害を被ることになった」として現地幹部らの対応を批判。「今からでも気を取り直さねばならない」としている。

山林保護は金正恩第1書記が重点政策に掲げており、関係する各機関を頻繁に視察。昨年1月には、指示に従わなかった林業省次官を処刑したとの情報もある。