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北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ委員長は、「韓国では最高人民会議が最高の主権機関であり、主席団に出ることは何かにでもなることのように思われているが、党の指示に従うだけで、実質的な地位は何もない」と強調した。

黄氏は最近、「自由北朝鮮放送」の「民主主義講座」で、「11年間、最高人民会議の議長をしたが、何もやったことは無かった。最高人民会議で法律を採択するというが、私たちは1つも知らずに、ただ(党から)来て通知するだけ」と明らかにした。

更に、「最高人民会議の議長は国会の代表団として(外国に)出ればかなりの待遇を受ける」と述べ、「そこでは国会議長だから(国家の)2番目の人として待偶してくれるが、(北朝鮮内では)実質的な地位は何もなくて、党の書記に従う権利しかない」と指摘した。

また、「国家機関は党の政策を執行するための道具にすぎない」と述べ、「ここでは国会は人民に従うものだが、(北朝鮮では)最高人民会議は労働階級と共産党、首領に従わなければならない」と語った。

黄氏は「金正日はここから一歩進んで首領がいてこそ共産党があると言って、スターリンの階級主義的な立場に封建家父長的な専制主義を結合させて、首領絶対主義を作った」と批判した。

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最高人民会議の代議員選挙については、「最高人民会議の代議員候補の名簿は、党組職が評価して作り、選挙委員会も中央党の行政部が組織する」と明らかにし、「形式上は(党が決めた)候補者以外にも推薦することができるが、誰がそれをするだろうか。すべて他人を騙すためのもの」と指摘した。

更に、「秘密投票をすると言うが、反対する人がどこにいるだろうか。100% (賛成)だ。完全に形式的なことにすぎない」と主張し、「金正日も1ヶ所で(推戴)するのはつまらないから、『同時に一緒に推戴しなさい』と言っておいて、最終的にたくさん推戴されてから『万歳』をしたら選ばれる」と説明した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は5日に、中央選挙委員会の報道を引用して、8日に開かれる最高人民会議の代議員選挙の候補者の推薦・登録を完了したと伝えている。

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中央選挙委員会は「第12期代議員候補者を推薦するための選挙者会議では、党と首領、祖国と人民のために献身的に闘争している人と人民軍の軍人、労働者、農民、知識人を最高人民会議の代議員候補に推薦した」と発表した。