マプト警察庁のムドゥマニ報道官は4日に開かれた記者会見で、犯罪捜査隊、農業省、税関などの関係機関が合同で資金の出処など、詳細を捜査しており、容疑が立証され次第起訴する方針だと語った。
モザンビーク駐在韓国大使館の関係者によると、南アフリカ駐在北朝鮮大使館は、外交官の車両は国境の税関で検査を受けないことを悪用し、モザンビーク駐在の北朝鮮代表部の手助けでサイの角を密売し、南アフリカへと密輸、中国などアジア各国に売り飛ばす行為を繰り返していた。
サイの角はアジアの一部の国で薬として珍重され、闇で1キロ6万ドル(約742万円)で取引されているという。
この事件のみならず、最近、北朝鮮の外交官が密輸に関与した容疑で摘発されるケースが世界各地で相次いでいる。背景には北朝鮮外交官特有の事情があった。