北朝鮮は27日、潜水艦弾道ミサイル(SLBM)の水中発射実験らしき動画を公開したが、「CG映像ではないか?」との指摘がされている。
公開された動画では、ミサイルが強い閃光を放って低く立ち込めた雲を突き抜けて「ドーン」という爆発音と共に炎が画面全体に広がる。
しかし5月9日に労働新聞が掲載した写真と比較、検証してみると噴射炎などの色や形、そして背景にも違いがあることがわかる。韓国メディアからも、CG(コンピョーター・グラフィックス)で作成した映像ではないかとの指摘が出ているが、アメリカの潜水艦ミサイル発射映像らしきシーンもあるという。
動画では「グアム島やハワイ沖から米本土奇襲攻撃できる!」や「ソウルにミサイルが1~2発落ちただけで極度の混乱に陥る」と軍事力をアピールしているが、北朝鮮の潜水艦ミサイルについては、米中も懐疑的に見ており、仮に成功したとしても非常に低いレベルだと分析されている。
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