インターネットに北朝鮮を称賛する文章を掲載したとして、韓国昌原地方検察庁公安部は26日、チン容疑者(35才)を国家保安法に違反した疑いで逮捕した。容疑者は、「親北朝鮮政党」と見なされ解散されられた「統合進歩党」の党員だったという。
チン容疑者は、2010年7月から4年間、「資本主義打倒」「社会主義革命」に同調する文章144件を投稿。2011年4月から昨年9月までインターネットのポータルサイトなどに、「西側のユートピア朝鮮(北朝鮮)で見つけた」というタイトルの文章をはじめ793件の文章を投稿した疑いを受けている。
検察によると、チン容疑者は高校卒業後から「考試院(コシウォン)」と言われる受験生宿泊施設で17年間生活したが、働いた期間はわずか6ヶ月だった。こうした、いわば「ネット難民」のような「フリーター生活」を続けるなか、容疑者は韓国社会に悲観し、次第にその矛先は韓国政府に向いていった。さらに、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に憧れて体制転覆という妄想を持ち、インターネットに反政府、反体制、反米感情を煽る文章を投稿したという。
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