北朝鮮出身の医師夫婦が、リビアで「イスラム国(IS)」と思われるグループに拉致されたと現地の新聞「リビヤ・オブザーバー」が報じた。
同紙によると、事件が起きたのは先週。医師夫婦は、リビアのジャール地区の病院での診察を終え、首都トリポリの自宅に戻る途中、スルト県のアルヌフレーヤでISと思われるグループに拉致された。夫婦とともに拉致された運転手は22日に釈放された。
拉致された医師の名称や詳細は不明だが、年齢は60歳でジャール地区の病院で数年前から勤務しているという。
事件の対応を巡り、駐リビヤ北朝鮮大使館は、夫婦の行方を探るために現地の関係者筋と緊密に取っていると伝えられた。
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