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北朝鮮のミサイル発射と関連し、現在構築されているミサイル防衛(MD)体系で北朝鮮のミサイルを阻止することができるという主張が26日に報じられた。

アメリカのミサイル防衛の責任者である、国防省ミサイル防衛局のオライリ局長が25日に、下院の軍事委員会傘下の戦略軍小委員会が主催したミサイル防衛体系に関する聴聞会に出席して、北朝鮮のミサイルについて指摘する議員たちに、「制限的で初歩的ではあるが、(仮想の)敵が撃ったミサイルを圧倒した」と述べたと、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が報道した。

オライリ局長は、「アメリカはミサイルの数で圧倒的な優位をほこっている」と主張し、「北朝鮮がミサイルを発射する度に圧倒的な数のミサイルを一度に発射して、邀撃の成功率を高めることができる」と付け足した。

ミサイル防衛体系の効果については、「ミサイル防衛体系は敵がミサイルを開発しようとする意欲自体をそぐことができるという点で、抑止の効果がある」と言い、「ミサイルを開発しても邀撃されるという事実は、ミサイルの価値を失わせる最も効果的な方法になる可能性がある」と強調した。

これと関連し、マイケル・ターナー下院議員が「脅威はミサイル防衛体系を完璧に構築するまで待ってくれない」と言いながらも、「現在構築されているミサイル防衛体系が、北朝鮮のミサイルからアメリカ市民と米軍、そして同盟国を保護することができる」と語った。

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ターナー議員は「北朝鮮はミサイル開発をやめないだろう」と言い、「成功するかどうかは不確実という理由から、ミサイル防衛体系を中断したら、結局北朝鮮の危険にさらされることになる」と指摘した。

一方、軍事専門研究機関であるグローバルセキュリティーのチャールズ・ビッグ研究員は、「アメリカが邀撃ミサイルを発射するためには、北朝鮮のミサイルがアメリカ本土を狙って発射されなければならない」と述べ、「技術的には在日アメリカ海軍が北朝鮮のミサイルを邀撃することができるが、北朝鮮がこれを戦争行為と見なす可能性もあり、慎重にならなければいけない」と主張した。

更に、「人工衛星を発射すると主張している北朝鮮に対してアメリカができることは、北朝鮮がミサイルを発射してから制裁を加える措置以外には特にない」と付け足した。