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北朝鮮が来月8日に行われる最高人民会議の第12期代議員選挙の前に、各市区の選挙委員会で被選挙者名簿を公示したと、朝鮮中央通信が22日に報道した。

「被選挙者名簿は各人民会議の代議員選挙法の事項細則に準じて作成された。名簿には該当地域に居住している被選挙権を持っているすべての公民が登録された」と朝鮮通信は報じた。

北朝鮮では人民班別に17歳以上の公民を対象に、被選挙者名簿を作成して、町の事務所や選挙が行われる投票場などで開示する。北朝鮮では選挙は複数の人民班を合わせて、人口別に選挙区を決定する。

選挙当日に選挙管理委員会は本人の公民証と被選挙者名簿を比べて、選挙の参加を確認する。北朝鮮では投票しないと政治犯とみなされ、国家安全保衛部の取り締まりを受ける。そのため、被選挙者名簿に登録されている人は全員投票しなければならない。

北朝鮮の「各人民会議の代議員選挙法」によると、裁判所の判決により労働教化刑を言いわたされて執行中であったり、選挙権を剥奪されたり、行為能力がないと判断された人は選挙に参加しないことを認めている。

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被選挙者名簿を作成するためには、各保安所で長期間行方不明である者や死亡者を把握し、住民登録調整を実施するが、投票率を高めるために、行方不明者は死亡者として分類する。

最高人民会議の代議員選挙は5年に1度、道人民会議や市、郡の代議員の選挙は4年に1度実施することになっている。第11期代議員の選挙が2003年に行われたため、任期は昨年すでに終わっているが、「選挙が実施されないと自動的に任期が延長される」という規定により今年まで延長された。

被選挙者名簿には被選挙者の名前、性別、生年月日が正確に記録されている。被選挙者名簿の作成と公示は選挙日の15日前に行うことになっている。

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北朝鮮の最高人民会議常任委員会(委員長:金永南)は先月6日に全体会議を開き、第12期代議員選挙を来月8日に実施することを決定した。2003年9月に開かれた第1期第1回目会議では、金正日を国防委員長に再推戴したが、今回の第12期代議員の選挙後に召集される会議でも、金正日を国防委員長に再推戴すると予想されている。