今月9日に自殺した建設会社の成完鍾(ソン・ワンジョン)前会長から3000万ウォン(330万円)の裏金を受け取っていたとの疑惑が浮上している韓国の李完九(イ・ワング)元首相が検察の15時間に及ぶ事情聴取を受けた。
韓国の聯合ニュースによると、李前首相は14日午前に特捜チームのあるソウル高等検察庁に出頭し取り調べを受けた。
午前1時ごろに検察庁舎を出た李前首相は取材陣に対して笑顔を見せたものの、長時間の取り調べによる疲れが隠せない様子だった。
李前首相は取材陣の質問に「自分の立場についてそれなりに説明した。検察の話も聞いた。カネは受け取っていない」などとかたり、裏金疑惑について改めて否定。
検察は李前首相が2013年4月の国会議員再選挙の際に現金3千万ウォンを受け取ったのかについて集中して取り調べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面検察は李前首相同様に成完鍾前会長から1億ウォンの裏金を受け取った容疑で取り調べを受けた慶尚南道の洪準杓(ホン・ジュンピョ)知事と合わせて選挙資金法違反で起訴する方針だ。捜査操作によっては朴槿恵政権にかなりのダメージになるとの見方が大きい。
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